
空き家の管理に悩むミドル・シニア世代の方へ。空き家を放置するリスクや、自治体や民間が提供する「空き家見守りサービス」の詳細や月額費用相場、比較のポイントを、テレビ朝日「Active Choice Project編集部」が分かりやすく解説します。
実家を相続したものの、遠方に住んでいるために定期的な管理ができず、そのまま放置してしまっている――。ミドル・シニア層の中には、このような「実家の空き家問題」に直面し、現状への漠然とした不安を抱えている方が少なくありません。
大切な家族の思い出が詰まった場所だからこそ、適切に維持し、地域の環境を守りながら、自分自身の心の平穏も保ちたいものですよね。
本記事では、テレビ朝日「Active Choice Project編集部」が、空き家を放置するリスクを整理した上で、今注目の「空き家見守りサービス」について詳しく解説します。費用の仕組みや選び方の基準、自治体と民間の違いまで分かりやすくご紹介します。
実家が空き家になる背景と放置がもたらす重大なリスク

実家が空き家になってしまう背景には、ミドル・シニア世代ならではの理由が関係しています。しかし、空き家をそのまま放置することは想像以上に大きなリスクを伴うのも現実です。なぜ空き家を放置してしまうのか、なぜ適切な管理が必要なのか、その理由を解説します。
1. 遠方への移動に伴う時間的・身体的な負担
仕事や自身の家庭のことで多忙なミドル・シニア層にとって、実家が遠方にある場合、定期的に管理のために通うことは、時間的にも身体的にも大きな負担になりかねません。
最初は「月に1回は通おう」と決めていても、年齢とともに往復の移動や掃除などの作業が体力的に厳しくなり、結果として実家から足が遠のいてしまう要因に繋がります。
2. 建物の急速な老朽化と資産価値の低下
人が住まなくなった家は、通風や通水が行われないため、湿気がこもりやすく急速に老朽化が進みます。木材の腐食や深刻なカビの発生、悪臭などが生じると、将来的に売却や賃貸としての活用を検討する際、資産価値が低下してしまいます。
建物の寿命を縮めないためには、定期的な空気の入れ替えや通水などの管理が不可欠なのです。
3. 防災・防犯面における地域社会への悪影響
適切な管理がされていない空き家は、不法投棄の場所になったり、放火や空き巣などの犯罪に利用されたりする危険性が高まります。
また、倒壊や瓦・外壁の飛散が起こる可能性もあり、景観を損ねるだけでなく、近隣住民や通行人とのトラブルの原因にもなります。[参考・出典一覧No.1]
空き家見守りサービスの活用と知っておきたい費用相場

遠方に住んでいる、または仕事や家事で忙しく、定期的に実家へ通うことが難しい場合の確実な解決策となるのが「空き家見守りサービス」の活用です。編集部調べによる具体的なサービス内容や費用相場について解説します。
1. 自治体やシルバー人材センターによる公的サービス
多くの自治体では、地域のシルバー人材センターや事業者などと空き家管理・見守りサービスを連携しています。主な内容は、建物の外観の目視確認、敷地内のゴミ拾いや雑草の繁茂状況のチェック、ポストの整理、不法投棄の確認などです。
公的サービスの場合、地域の高齢者が中心となって作業を行うサービスと連携している自治体が多いため、費用は「1回の巡回で数千円程度」と、比較的安価に利用できる場合が多いのが大きな特徴です。
2. 郵便局が全国で展開する「空き家みまもり」サービス
全国に広がるネットワークを活かした選択肢として、日本郵便が提供する「郵便局の空き家みまもり」があります。このサービスでは、地域の郵便局員が月に1回空き家を訪問し、住宅の外観や戸締まりの状況など、定められた項目を直接目視で確認します。
基本サービスは、2026年6月時点で月額4,280円(税込)で、確認結果は写真付きの報告書としてメールで送付されます。さらに、オプションとして、室内の空気の入れ替えやポストの郵便物を転送するサービスもあるため、空き家の状態に応じたカスタマイズが可能です [参考・出典一覧No.2]。
3. 月額費用の相場とサービス内容の基準
空き家の見守りサービスは、民間企業が提供しているサービスもあります。民間企業の場合、外観目視だけでなく室内の換気、通水、簡易清掃、さらには防犯用のセキュリティ機器設置が含まれるプランもあり、費用は対応範囲に応じて大きな幅があり高額になるケースもあるため、詳細は事業者に直接問い合わせをして確認してください。
4. サービスを選ぶ際の比較ポイント
空き家見守りサービスを選択する際は、以下の3点に注目して比較することをおすすめします。
- 巡回頻度
単発か、月1回など定期か、あるいは台風通過後などの緊急時の臨時巡回があるか。
- 業務範囲
外観のみのチェックか、室内への立ち入りや換気・通水まで含むか。
- 報告形式
文章の報告書のみか、写真付きか。報告方法は郵送やメールなどどのように届くか。
ご自身の予算や建物の状態などに合わせて、最適なプランを選択することが重要です。
【タイプ別】空き家見守りサービスの比較一覧

皆様の状況や目的に合わせて、どのような見守り手法を選ぶべきか、選択肢として挙げられるサービスを分かりやすく表にまとめました。
※以下の月額費用やサービス内容は、編集部調べによる一例です。実際は地域や物件の規模、契約プラン等によって大きく異なります。最新の情報は、利用前に必ず各提供元へご確認ください。
| サービスタイプ (月額の例) | 主なサービス内容 | メリットと利用時の注意点 |
| 自治体・シルバー人材 (2,000円〜3,000円程度) | ・外観の目視確認 ・敷地内のゴミ拾い ・写真付きの状況報告 | 〇 費用を最小限に抑えられる ✕ 室内の換気や通水は対象外のことが多い |
| 郵便局(日本郵便) (4,280円〜※オプション有) | ・住宅の外観、戸締まり確認 ・写真付きのメール報告 ・オプションで通風、通水などにも対応 | 〇 全国ネットワークと郵便局員の高い安心感 ✕ フルオプションにすると費用が上がる |
| 民間の専門業者 (シルバー人材や郵便局より高額が一般的) | ・室内換気、通水、簡易清掃 ・防犯センサーを設置してくれる場合あり ・緊急時の駆けつけ | 〇 建物内部の老朽化と防犯を強化 ✕ 月額が高額になる傾向あり |
実家を「負債」にしないための前向きな選択と心の整理

テレビ朝日「Active Choice Project編集部」の視点
実家の管理や見守りサービスを利用することは、単なる建物の維持にとどまらず、ご自身の「心の平穏」と「これからの生き方」を整える上質な選択であると考えます。
この問題をひとりで抱えず、外部の助けを利用することで、放置しているという罪悪感や不安から解放され、未来に向けた新しい挑戦や趣味にエネルギーを注ぐことができるようになるはずです。
実家という資産を丁寧に守りながら、将来に向けた暮らしのサイズダウンや、これからの家族との関係を穏やかに見つめ直す。それこそが、成熟した大人ならではの、美しく聡明な流儀と言えるでしょう。
実家の管理で迷わないために|空き家見守りサービスの疑問を解消

実家の管理を外部に委ねるにあたり、些細な疑問や不安を抱くのは当然のことです。ここでは、皆様からよく寄せられる疑問にお答えします。
Q1:見守りサービスを利用していれば、将来の売却や片付けは不要になりますか?
A1:見守りサービスは、あくまで現在の建物の状態を維持し、近隣トラブルや犯罪を防ぐための応急処置です。
将来的に建物をどう活用するか(売却、賃貸、あるいは解体して土地の活用など)や、室内の家具・遺品の片付けについては、別途計画を立てて進める必要があります。
Q2:空き家をそのままにしておくと、近隣から苦情が来ることはありますか?
A2:その可能性は十分に考えられます。雑草の繁茂や害虫の発生、樹木の枝が隣家に飛び出すといった問題は、近隣住民とのトラブルに発展するケースが多々あります。
そのため、見守りサービスなどを活用し、早期に対応できる体制を整えておくことが極めて重要です。
実家の未来を守り、あなた自身の心地よい暮らしへ

実家の空き家管理は、決して一人で抱え込む問題ではありません。適切な見守りサービスを賢く取り入れることで、建物も、そしてあなた自身の心も、健やかな状態を保つことに繋がるでしょう。
大切な思い出の詰まった場所を優しく守りながら、これからの人生をさらに豊かで輝かしいものにしていきませんか。まずは気になるサービスの情報を集めたり、家族と話し合ったりすることから始めてみてください。
テレビ朝日「Active Choice Project編集部」は、あなたの新しい一歩を応援しています。
テレビ朝日「Active Choice Project」の魅力的なコンテンツ

テレビ朝日「Active Choice Project」では、今回のテーマ以外にも、大人の知的好奇心を刺激する多彩なコンテンツを多数配信しています。旅、趣味、学び、そして人生のヒント……。あなたの「次にやってみたいこと」がきっと見つかるはずです。
ぜひ、以下のリンクから一覧をチェックして、新しい世界への扉を開いてみてください!
テレビ朝日「Active Choice Project」について
テレビ朝日「Active Choice Project」が提案する、大人の新しい「選択肢」
「Active Choice Project」は、テレビ朝日が推進する、アクティブシニア層に向けた人生を豊かにする「マイチョイス(趣味・選択肢)」を提案するプロジェクトです。
テレビ朝日は、このプロジェクトを通じて、番組、WEB動画、イベントなどを活用し、シニア世代の新しい活動や生き方をサポートします。
- 信頼の情報発信: テレビ朝日の番組制作力やネットワークを活かし、質の高い情報を定期的に発信。
- 多角的なアプローチ: TV番組、WEB動画、リアルイベントなどを通じて、あなたの「やってみたい」を後押しします。
少し先の未来を見据え、自分だけの「マイチョイス」を見つけるきっかけになるはずです。旅、趣味、学び。Active Choice Projectと共に、人生の新しいページをめくりませんか。
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※効果や感じ方には個人差があります。すべての方に同様の効果を保証するものではありません。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的・法的な診断や治療、専門的なアドバイスを代替するものではありません。
執筆の根拠となった参考・出典一覧
- [参考・出典一覧No.1]
- 国土交通省「空き家を放置するリスク」
- URL:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/akiya-taisaku/articles/2024020102.html
- [参考・出典一覧No.2]
- 日本郵便株式会社「郵便局の空き家みまもり 〜空き家管理のお手伝い〜」
- URL:https://www.life-support.post.japanpost.jp/akiya/































